工場・倉庫の屋根や外壁に使用されるスレート(アスベスト含有)に関するお悩み解決!
1. そもそもアスベストとは何か?
● アスベスト(石綿)の定義
厚生労働省は石綿を「繊維状を呈しているアクチノライト、アモサイト、アンソフィライト、クリソタイル、クロシドライト、及びトレモライト」と定義しています。
● アスベストを含む建材について
国内において石綿製品の約93%を建材製品が占めており、使用分野では建造物材料が約9割を占めています。 (※平成18年(2006年)にアスベストを含有する全ての物の輸入、製造、使用等が禁止されています。) ※工場や倉庫でも波型スレートやセメント板で壁材、屋根材、床材、天井材等になどで多く使用されていました。
→何故、工場・倉庫の波型スレートが使われていたのか
一言で言うと「安いのにとても頑丈」だからです。そして、重要になるのがアスベスト(石綿)です。アスベスト(石綿)は耐火性、耐久性、耐腐食性等に優れ【奇跡の鉱物】と呼ばれ、建材等に使用されてきました。実際に築50年以上の工場や倉庫も珍しくなく、その耐久性には驚かされます。しかし現在はアスベストの健康被害の危険性などが懸念され、製造等が全面的に禁止されています。その耐久性の肝となっているアスベスト(石綿)がメンテナンス時の問題となっております。飛散防止のための対策や解体廃棄材の処分費といったコストが掛かってしまいます。
塗装はできない??
一般的に塗装する際は塗料の密着性を高める為、高圧洗浄が必須になります。しかし、経年劣化した波型スレートの場合、脆くなる原因や、さらにアスベストを飛散させることが懸念されます。また、従来の塗装では美観だけが目的で、強度そのものは低下したままです。その為、塗装以外の方法を提案されることが多々あるのです。
(劣化した波型スレート屋根) (通常の塗装では劣化は抑えれず、ひび割れも)
※塗装(キャスパー工法)だからできる事
弊社がご提供する塗装での工法(キャスパー工法)は高圧洗浄を必要とせず、アスベストを封じ込めると同時にスレート屋根の強度を新品同様まで復元することができるのです。
(強度を新品同様まで復元) (防水性・遮断熱性もUP)
防水性、遮断熱性に優れた塗料を使いますので、雨漏れ対策や暑さ対策にも繋がります。
2. アスベストを含む外壁材・屋根材が及ぼす 危険性について
● アスベストの健康への影響
波型スレート等のアスベスト成形板はセメントなどで固定されています。切断などをしないかぎりは大気中に飛散する可能性は低いため、健康影響の 心配はありません。しかし、建物の劣化や損傷等で、石綿繊維が飛散する危険性はあるため、注意が必要です。 また、関連疾患の発症までの潜伏期間は何十年と長く、アスベストの累積暴露量が多いほど関連疾患の発症リスクが高くなることが知られています。
※石綿(アスベスト)関連疾患:石綿肺、肺がん(原発性肺がん)、中皮腫、びまん性胸膜肥厚など
● アスベストを含む建材による健康被害の例
平成17年6月、アスベストを取り扱う工場で働いていた社員や退職者、請負会社の従業員、地域住民の間で、中皮腫など石綿関連疾患を 発症・死亡していたことを公表しました。アスベストによる健康問題が、それを取り扱う労働者だけでなく多くの国民の問題であることが 広く知られるようになり、社会的な問題となりました。
3. アスベスト倉庫の解体・撤去について
● アスベストを含む建材に対する対策について
- 建て替え i. メリット…工場の安全性が高まることや拠点の変更といった大がかりな稼働設計の変更が可能。 ii. デメリット…工場の稼働を止める必要がある。解体時等にアスベスト飛散に対する適切な処置が必要となる。修繕に比べ費用が高くなる。 解体による廃材が大量に出る。
- 塗り替え i. メリット …工場の稼働を停止する必要がない。建て替えよりも費用を抑え、今ある建物を長持ちさせられる。 廃材が少ないため環境にやさしい ii. デメリット …稼働設計の変更ができない。劣化が激しい場合、塗装ができない。
4. アスベスト建物改修総研ではアスベストを含む波型スレートに特化した改修工事をご提供しています
倉庫・工場の屋根外壁がアスベスト含有の波型スレートでどうしようかお悩みの経営者・ご担当者の 皆様!私達が一緒になってそのお悩み解決します!適切な工法で塗装を行えば、まだまだ何十年現役で安心・安全・快適に建物を使える可能性があります!! まずはお気軽にご相談ください。